10 DAYS ACT 3.0


そんな感じで生きてます。
初めてキャンプをしてわかったことが幾つかある。ひとつ目は土は意外と堅いということ。
そしてふたつ目は2日連続で履いた靴下からはデススメルがするということ。


午前5時起床。
6時には出発しようと撤収準備を進め、さぁ出発しよう!と言う段階になって貴重品を
どこに入れたか分からなくなるとか。僕を僕として僕らしく。時代は突き進んでいくけど。
何のことはない。上着の内ポケットにありましたとさ。出発が30分遅れる。


 
眼下に広がる雲海を横目に安達太良山の裾野を駆ける。うろ覚えの鳥の歌を大熱唱する俺。
半径1キロには人は居ない。多分。


磐梯吾妻カイラインへ。原付通行料は150円。

 
スカイラインのワインディングロード。パンクした後輪を気にしての慎重な運転。
眼前にはどこまでも続く万緑の木々と真っ青な空、白い雲。
「ここには本当の空がある」って高村光太郎だっけ?大体あってると思う。


 
浄土平でしばらく休憩&散策。この国はなんだかんだいって広い。
まだ見たことのない景色がこんなにもあるなんて。雨風によって削られた山肌の造形美たるや。


向こうから走ってきたバイクのおじさんがピースサインを出してくれた。嬉しい。
ピースサインに関してはさむいし。さんを参照してくれるとありがたい)
また別の人が来たので今度は自分から出すとその人もピースで返してくれた。すごく嬉しい。
いいね。こういうの。



スカイライン下山後、9:30からR4で北上開始。
道すがら立ち寄ったバイク屋さんで空気圧をチェックしてもらう。
店のおじさんに現在の状況と目的地を言うと、タイヤの状態からアウト宣告。
ならば思い切って交換か?と言う流れになるがそのお店にはタイヤの在庫なし。
仙台方面に望みを託し、すぐ脇をかすめていく大型トラックに怯えながら仙台を目指す。


 
10:55 宮城県突入。そして東京から300kmか…。
思えば遠くに着たもんだと思ったけどまだ行程の半分も消化してないんだよね。広いよ日本。


仙台着は13:00ごろ。
青葉城フルキャストスタジアムを見ようと地図をひっ繰り返しながらルート探索。
無論その甲斐なく市内をぐるぐる回る羽目に。地図の読めない男。



楽天イーグルスの本拠地フルキャストスタジアム。到着は14:30。俺は1時間半も何を…。
本当にこじんまりとしたスタンドだね。あわよくば観戦したかったけど試合は無し。残念。


件のタイヤ交換のクエストが難航。行く店全てで『在庫はない』のお言葉を頂戴する。
まーそうだわな。飛び込みでエイプのタイヤ交換してくださいって人がそうそう居る訳ゃない。
最後にフルキャストスタジアムの近くのバイク店に行くもやはり在庫はない。ぐんぼり。
すると店長さんの口から画期的なアイディアが。「卸しに直接行ってみたら?」


聞けば仙台の郊外(港湾部に近いほう?)には様々な卸業が集中している地区があるとのこと。
原付を駆る。迷う。雷が鳴り出す。俺ピンチ。店長談15分の道のりを50分かけてようやく到達。
渉外で鍛えた交渉技能をフルに使い(懇願)、発注と交換してくれる店を世話して頂ける事に。


結果的に北海道までの電車賃ぐらいかかったけど良し。メタスラ倒した位の経験値を得たよ。
プロスウイング仙台店さん、ブリジストンさん、レットバロンさんありがとうございました。


雨が降ってきたのでそれ以上の進撃は諦め、市内のYHにチェックイン。ユース初体験の俺。
相部屋になるとは聞いていたけど、まさかその人がイギリス人だとは夢にも思うまい。
T氏はピーター☆ルーカスとゴア元副大統領を足して2で割ったような紳士であらせられました。


今日までが夏休みというあるごる先生と仙台駅で会って食事。牛タンご馳走様でした。
気持ちよくなって部屋に戻るとTさんが既に寝ていた。そんな風に仙台の夜は更けいていく。


■本日の結果
7191.9km→7397.0km 移動距離205.1km 消費燃料4.12㍑ 燃費49.78km/㍑