10 DAYS ACT 2.0
前日の睡眠不足と疲れを9時間睡眠によってリカバー。体力もほぼ全回復。
朝食を食らい北へ向けて午前9時に再出発。昨日の反省点から今日からはリュック廃止。
後部荷台に堆く積まれた荷物の膨大なること山の如し。
R118を素直に北上すればいいものを敢えて県内最高峰・八溝山登山にチャレンジ。
ペイロードと運転者の自重を含めて100kg近い質量を乗せてAPEのエンジンは唸りを上げる。
三速にすると止まりそうなか細いトルクになりやがるので二速以下で低速走行。減量しろよ俺。
標高が高くなるにつれて霧が濃くなってくる。山頂の視界は100m程度。残念。
しかもなんか蜂が大量に居るし。逃げるように下山開始。
途中の停車場で点検していると湧き水を汲みに来たおじさんに声をかけられる。
「私も以前はバイクに乗っていてね…」なんて感じで二輪談義。いいなぁこーゆーの。
下山は林道。舗装されていない部分が方々にある旧久慈川林道を下る。
林道に沿って流れる小川がきれい。下っている最中にやたら後輪がブレる。
「俺が太ったせいか、それとも荷物が重すぎるせいなのか…?」と自問自答。
林道を抜け暫く走ると違和感が増大。明らかに後輪が沈み込んでいる…。
認めたくない事実。口に出したくない言葉。(SO!)まぁ、ぶっちゃけパンク。
山の中ではないとは言え市街地までは約5kmの道のり。恨めしくも日が照りだす。
気温30℃。バイク重量80kgがそのまま負荷となる割と絶望的な行軍が始まる。
1㌔ほど歩くと縁側に座っているおばあちゃんに近くに自動車修理工場があることを聞く。
その民家からさらに1㌔弱。ようやくそれらしき建物が。既に汗達磨の俺が修理を依頼。
気のいい兄ちゃんが対応してくれる。曰く「俺も昔バイク乗っててね…」いいなぁこーゆーの。
緑川自動車工場さんありがとうございました。
その後R118を北上。棚倉街道から白河の関を目指す。
途中雨が降りそうになったので荷物にビニールをかぶせ防水処理をしていると晴れてくる。
大体あってる。そんなマイライフ。
白河の関。石段や石塔に苔が生す境内って風情があっていいよね。
敷地内にある神社で旅の安全を祈願したあとにおみくじを引いてみる。
学問 困難です。勉強することです。
争事 勝てないから争わないこと。
求人 望む人は居ないでしょう。
旅行 出費が多いです。慎重に行くことです。
方向 北の方に向かうのがよいでしょう。
OK。取りあえずは北に向かうよ。
白河の関の近くに銀色のドームがあったので何だろうと思って立ち寄ってみると
手作りの天文台だそうな。おじちゃんすげぇなぁ。NHKの人が取材に来てたし。
白河市内からR4で北上開始。白河→郡山→二本松と来たところでタイムアップ。
夕暮れと共に本日のお宿・あだたら高原野営場にたどり着きテント設営開始。
慣れない手つきでどうにかこうにか完成させ中で身を休ませていると雨音が。そして雷鳴も。
これから私たちどうなっちゃうの?
■本日の結果
7044.6km→7191.9km 移動距離147.3km 消費燃料2.84㍑ 燃費51.86km/㍑