マルドゥック・スクランブル/ 冲方丁 ハヤカワ文庫
暫く前に読了。冲方氏の作品は本作が初めて。
『少女と銃』っていかにもオタが好みそうなテーマだと思うんですよ。僕も決して嫌いじゃりませんし。
これに無口なんて属性が加わった日にはもう其は古よりの定めの名ですよヤンマーニ?
ある意味では使い古されたこの『少女→銃』って構造を『少女⇔銃』と関係性を双方向に
広げたことにこの小説の面白みが有るんじゃないかと。
同時にその関係はバロットとウフコックの極めてストイックな恋愛(?)関係そのものなのですよ。萌え。
あと冲方氏は言葉遊びが巧みだなぁと。
登場人物のネーミング然り―例えばボイルドとウフコック、そして台詞回し然り。
『煮え切らない優男』とは本当によく言ったものだねぇ。
ええとそれから脳内でのキャストは挙国一致でバロット=cv坂本真綾と出ましたとさ。